訪問リハビリテーションについて

2018年5月より訪問リハビリテーション事業を1人でスタートしてから4年が経過し、現在ではスタッフ、利用者様も増えて、クリニックの特徴でもある「地域密着型リハビリテーションクリニック」としてサービスを提供できるようになってきました。

訪問リハビリテーション(以下:訪問リハビリ)は基本的に現場では1人での訪問をするため、個人での判断を求められます。そのため、事前のご利用者様の情報、リスク確認、ご自宅の環境、専門職としての知識・技術を有していること等、多くの事を理解した上で訪問リハビリを実施しなくてはいけません。

当院では責任者が新規調整から契約まで実施し、担当療法士に情報を共有することで複数で関われるようにする事や事例検討、複数担当制、不安に思うことがあれば都度相談をできるようにしています。また、情報共有は院内だけではなく他職種にも連携を取るように心がけています。

実際の訪問リハビリは、院内にいるよりも求められることも多く、移動は自転車になるため悪天候の場合は大変になります。ただ、それ以上にご利用者様お一人お一人の身体・生活・環境に合わせた『直接的なリハビリ』ができるのは訪問リハビリでしか行えなく、目標に達成をした時にはやりがいを感じます。

 

当院では、以下の4つの目標を掲げて訪問サービスを提供致します。

・ご利用者様が『また来てほしい、相談したい』と思うサービス

・ご利用者様の持っている能力を最大限に生かす

・目標を決め、定期的に評価をしながらリハビリの必要性を判断

・介護者の精神的・身体的負担を減らせるアドバイズの提供

今回訪問リハビリでも定期的に『訪問リハビリの実際』について、訪問をしている療法士から訪問に関する、道具、知識、疾患、注意していること、治療プログラム、目標等についてご紹介をしていきたいと思います。

 

訪問リハビリ

理学療法士 梶川賢太